
![]() グラフィックデザイナー。 海津氏ホームページ: Welcome Kaizu Yoshinori World |
夏休み特別企画!ということで、普段なかなかできない、デザインについて解説します。
デザインのワンポイントレッスンを習得して、オリジナルのDVDレーベルデザインに挑戦しましょう!!
今回ワンポイントレッスンを解説いただくのは海津ヨシノリ氏です。
それではよろしくお願いいたします。
エアチェックデータをコレクションする場合、個々のデータ毎にあれこれ悩んでデザインを作成しても、全体の統一感がないために、コレクションが溜まり出すと煩雑な結果となってしまいます。そのため、最初にデザインフォーマットを作成しておくと後でコレクションを探し出す場合にも助かります。
まずはデザインの基本的な所からおさらいして見ましょう。
番組などのオリジナルロゴタイプを利用する場合は別として、自由にタイトルもデザインしたい場合等に注意すべき点としては、意外に控えめな処理をすることが重要であるということです。そこで自由にタイトルを作り上げる上で大切な、基本的な考え方を整理してみます。
とかく起こしやすい失敗として【図01】のようにストレートに一般的な書体を使ってしまうことです。いわゆる一般的な書体とは本文での使用を前提としておりタイトルなどにはあまり向いていません。 また、一般的な書体しか持ち合わせていない場合でも【図02】のようにカーニング【※1】やトラッキング【※2】などで文字間隔を調整するとプロらしいイメージに近づきます。
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| 【図01】 | 一般的な書体で組んでみた場合 | 【図02】 | 欧文書体はもともとプロポーショナル設計のため、ストレートに組んでも一定のレベルで綺麗に表示しますが、和文をタイトル等に使う場合は書体によってカーニングやトラッキングの調整を行わないと、かなり中途半端なイメージとなってしまいます。 |
次に一番多い実例としてタイトル文字を【図03】〜【図05】のように太らせたり、括り文字にしたり、シャドウを設定するといった装飾にこだわってしまうケースです。これらの設定が間違っているのではありません。エアチェックした作品のイメージを利用する場合などに必要以上に装飾に凝ると、全体のイメージが煩くなってしまいます。文字の装飾処理に拘るような場合は、画像を使えない、あるいは使わない場合に絞ったほうが良いでしょう。そして、むやみに大きく設定しないことも大切です。大きく設定することがそのまま目立つとは限らないからです。
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| 【図03】 | ボールド系の書体を使う事が目立つことになるわけではありません。 | 【図04】 | 括り文字の場合は全体の状態に注意し、地味な背景の場合に使うように心がけるとよいでしょう。 |
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| 【図05】 | シャドウ設定把握までも控えめに、そして【光彩(外側)】などで背景との同化を防ぐ程度の使用に留めると良いでしょう。 | ||
例えば文字間隔を広くとり、【図06】【図07】のようにそのまま太くしたり、あるいは細いままでシンプルな装飾パターンと組み合わせるといった使い方であれば、イメージ画像が引き立ってきます。
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| 【図06】 | 文字そのものを小さく、そして太く設定し、文字間隔を広くとると適度な緊張感が生まれます。 | 【図07】 | 文字そのものを小さく、そして細く設定し、文字間隔を広くとり、装飾イメージを加えます。 |
【※1】 カーニングとは、文字の形や文字自身がもっている詰め情報を基に、自動的に適切な文字間隔を調整する機能。
【※2】 トラッキングとは、文字間隔を均一に調整する機能。ただし、特定の文字同士の間を個別に調整する事も可能。