
![]() グラフィックデザイナー。 海津氏ホームページ: Welcome Kaizu Yoshinori World |
夏休み特別企画第2弾!今回はレイアウト・レタッチ編です。
(夏休み特別企画第1弾「DVDレーベルデザイン編」もご参照ください。)
DVDのレーベルをデザインする際にぶつかる中心の円の切り抜き。
弱みを強みに!!レイアウトによって素晴らしいデザインになるレイアウトの解説とコツを覚えると、10歳若く見える!?写真のレタッチについて解説いただきます。
ワンポイントレッスンは前回に引き続き海津ヨシノリ氏に解説いただきます。
それではよろしくお願いいたします。
運動会や家族旅行、文化祭に家族記念日などでビデオの一コマや、別途撮影した写真をレーベルデザイン用に利用したい場合、縦長であったり、真ん中に人物画写っているためにDVD-Rの中心の穴に当たってしまうといった具合に、なかなかうまくいきません。そのような場合の対処方法と簡単なレタッチを、リーズナブルな価格設定でプロ並の機能を備えたPhotoshop Elementsを使い整理してみました。
■写真が縦長の場合
【図01】のように縦長のイメージを利用する場合、まず位置関係を考えずに【図02】のようにレイアウトを行います。
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| 【図01】 | 元になった写真 | 【図02】 | レイアウトを決定 |
次に、ツールパレットにある「スポット修復ブラシ」「修復ブラシ」を利用して画像の欠如している部分を描き足します。これらの処理は一見難しいと感じるかも知れませんが、意外と簡単な処理で綺麗に不足している部分を描くことが出来ます。ただし、背景が曖昧な状態であることが理想です。【図03】は実際に描き足した状態です。
続けて【図04】の赤で括った部分を選択範囲とし、そのままControl T(Macintoshの場合はCommand T)を実行して自由変形モードとしてから、右端の部分を伸ばして【図05】の状態とします。後は文字要素を加えれば【図06】のように完成です。ここでは、描画色(白)から透明にかけてのグラデーションにて右半分をタイトルエリアとし、デフォルトで色々なイメージが用意されているシェイプの中から蝶々のデータを使い、文字と組み合わせてイメージを作り込んでみました。なお、シェイプの蝶々及び、タイトル文字はレイヤースタイルの【光彩(外側)】にて「シンプル」を設定しています。
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| 【図03】 | 「スポット修復ブラシ」「修復ブラシ」を利用して画像の欠如している部分を描き足す | 【図04】 | 右半分の不足部分を画像の部分拡大補完処理する |
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| 【図05】 | 画像の調整が完了した状態 | 【図06] | シェイプと組み合わせたタイトルを入れて完成 |
■中心に寄っている場合
【図07】のように人物が画面の中心に寄ってしまっている写真の場合は、中心を逆利用するようにレイアウトを行って見ると面白い効果を得ることが出来ます。【図08】はレイアウト結果です。このまま上の画像の何も無い部分に色ベタを作成してからタイトルを入れても構いませんが、例えば【図09】のように多角形選択ツールで思い切った選択範囲を作成し、そのまま切り取ってしまうといった手法なら、前衛的でありインパクトは高くなります。
ちなみに多角形選択ツールは「あれこれ」考えずに一気に思い付きで対処したほうが面白い効果が期待できます。また、あまり複雑な形にしてしまったり、何重にも似た処理を重ねてしまうと逆効果となってしまいますので、【図10】のように背景にアクセントとして緩やかなグラデーションを設定してから、白抜きのタイトルを入れて見るだけでもバランスを保つことが出来ます。
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| 【図07】 | 元になった写真 | 【図08] | レイアウトを決定 |
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| 【図09】 | 多角形選択ツールで思い切った選択範囲を作成してそのまま切り取ってしまう | 【図10】 | 背景にアクセントとして緩やかなグラデーションを設定し、タイトルを入れて完成。 |
■中心を利用する
【図11】のように中心になんらかのオブジェクトがある場合は、それを中心にレイアウトしてしまってもよいでしょう。そこでまず【図12】のようにレイアウトを行います。画像の不足している部分が上下に発生していますが、空と海という曖昧な画像なのでかなり思い切った処理を行っても大丈夫です。
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| 【図11】 | 元になった写真 | 【図12】 | レイアウトを決定 |
まず【図13】の赤が括った部分を選択範囲とし、そのままControl T(Macintoshの場合はCommand T)を実行して自由変形モードとしてから、不足している側に伸ばして【図14】の状態とします。あとは楽しい思い出をタイトルに演出してみましょう。【図15】はシェイプから魚のイメージと吹き出しのイメージを利用し、タイトル文字はワープ処理の「旗」を設定してみました。全ての文字が踊っていると逆効果ですが、ワンポイント的にタイトルだけに動きをつけてみると、全体のイメージが楽しく変わります。
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| 【図13】 | 不足部分を画像の部分拡大補完処理する | 【図14】 | 画像の調整が完了した状態 |
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| 【図15】 | シェイプとワープで組み合わせたタイトルを入れて完成 |
■完全に中心の場合
【図16】のように1人が完全に中心に位置してしまっている場合は、出来るだけ顔の部分を中心から避けるようにしてレイアウトを行います。頭の位置で概ね【図17】のようなレイアウトに成りますが、下のブランク部分の処理は全体におとなしい色調なので、【図18】のように少し強い色味のベタで塗りつぶしてからタイトルを入れて見るのも一つのアイデアです。あるいは、逆に類似した色調で塗りつぶしてしまってからタイトル処理でアクセントを付けて見てもよいでしょう。
【図19】は写真下部の本の部分の色と白とのグラデーションで塗り潰してから、色の境界線が目立つ部分を不透明度を落としたブラシで軽く塗りつぶした後、タイトル処理を行っています。タイトル処理は、このようなアクセント的なデザイン要素の上に乗せるだけでも、おとなしい写真イメージを引き立てることが出来ます。
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| 【図16】 | 元になった写真 | 【図17】 | レイアウトを決定 |
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| 【図18】 | 不足分を色ベタで処理 | 【図19】 | 同系色で塗りつぶし、タイトル処理で遊んで見る |